高崎 交通の要衝 近世・近代・戦後の町並み

群馬県
高崎市
本町通り
赤坂町
常葉町

江戸風の黒漆喰の店蔵「山田漆店」(本町通り)

出桁造りの町家?「金沢屋」(本町通り)

妙な木造3階建て町家と超板状の現代の鉄筋コンクリート造町家(本町通り)

たかさき中央銀座のアーケード

本町通りの一本南側の裏通りに残っていた町並み

本町通りを西へ進むと本町1丁目の交差点で幹線道路は右に折れ、君が代橋までの間は道幅が狭い旧中山道となる。赤坂町の旧中山道に面する住宅。何の商売をしていたのであろうか、変わったデザインの看板建築。

財団法人山田文庫の煉瓦塀。ここで旧中山道が直角に折れる。(常磐町)

常葉町の造り酒屋
出桁造りの長屋(常磐町)。
旧中山道に面する町家(常磐町)

国道354号北町通りに最後に残された町家。すぐそこまで道路拡張が進んでいる。

高崎の繁華街の中にある、旧中山道から垂直に延びる大信寺への参道。旧中山道は大通りの両側アーケードとなっているが、平行した一本東側の通りに比較的古い町並みが見られる。
高崎は古くから、中山道、三国街道、日光例弊使街道や利根川水運の要地で、近世は高崎城の城下町として繁栄した。近代は、鉄道の分岐点にもなり、明治以降は繊維や製粉工業、戦後は重化学工業で発展した。

高崎市内は道路の拡幅や建て替えなどでなどで古い町並みはあまり残っていないが、国道354号線の本町通りに古い町並みが見られる。
江戸風の黒漆喰の店蔵、出桁造りの町家、戦後の商店建築などが並んでいる。

本町通りは北側に拡張されたと思われる大通りだが、本町1丁目の交差点で大通りは右に折れる。しかし、旧中山道はこの交差点を直進している。本町1丁目の交差点から烏川を渡る君が代橋までの間は、かつての道幅が保たれた旧中山道で、町並みも僅かながら残っている。見所は旧中山道が直角に北に折れる常葉町の交差点付近で、造り酒屋や煉瓦塀をめぐらした大きな屋敷が見られる。

交通

JR信越本線、上越新幹線
高崎駅下車バスもしくは徒歩


国道354号線
本町通り



本町通り


常盤町
参考資料 リンク
高崎市のホームページ
日光例弊使街道(上州の街道)

参考文献